私の住む墨田区では

いよいよ今週末の29日に

隅田川の花火大会の開催ということで

会場がとても近い向島では街中がなんだかソワソワしています♪

 

 

 

先日、向島の百花園さんで

月に一度開催させていただいている会員制のイベントで

私は小唄の「上汐」という

隅田川の花火の様子を唄った踊りを

おどらせていただいたのですが…

 

 

 

 

その中で歴史についてなども

いろいろとお話しさせていただいたので

今日も少し触れさせていただきます。

 

 

 

 

 

以前はこの花火大会は

「両国の川開き」と呼ばれていたのですが

川開きが始まったきっかけは

実は単なる暑気払いではありませんでした。

 

 

 

 

 

享保18年(1733)5月28日、

前年に飢饉とコレラ流行でなくなった

数万人の死者を供養するために

徳川吉宗が水神祭を行ったのが始まりでした。

 

 

 

 

 
川沿いにある店が施餓鬼として

たくさんの花火を打ち上げたので

それ以降川開きと花火は切り離せないものになりました。

 

 

 

 

(※施餓鬼(せがき)=主に、お盆の時期に行われる仏教行事のこと)
 

 

また今では1日しかこの花火大会は開催しませんが

その当時は江戸時代は旧暦5月28日から

3ヶ月間は納涼期間といって

毎日のように花火が上がり

船宿が大繁盛したそうです(^ ^)

 

 

 

 

 

 

浮世絵を見ても当時の熱狂ぶりが分かりますね!

 

 

 

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《東都両国夕涼之図》歌川貞房

 

 

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